marketing2019.03.05

アートディレクターと建築家が作るコラボ住宅「早起きしたくなる部屋」|『AM6』

 

introduction

住宅ブランド「RE住むリノベーション」では様々な業態の企業や人物とのコラボレーションで、ユーザー目線の新しい住宅を提案する取り組みに挑んでいます。
今回は、アートディレクターと建築家という異なる分野で活躍する2人のクリエイターに商品の共同開発を依頼し、「規格パッケージのリノベーション」という特殊な条件下で、独自の発想を持ち寄り生まれた『AM6』をご紹介します。

『AM6』プロジェクトが始動した2014年のリノベーション市場は、デザイナーや映像プロデューサーなどのクリエイターが、コンセプチュアルなリノベ住宅に住み始めた時代で、雑誌の特集などを見てリノベーションに憧れる人が増えてきた頃でした。

そんな中、憧れの対象としての”クリエイター”のような感性の豊かな人の暮らしを、ユーザーの手に届きやすくするために、リノベーションのパッケージとして規格化できないかという思いから商品開発がスタートしました。

「クリエイターが住みたくなる空間」とは

商品化するにあたり共同開発を依頼したのが、EMBLEM HOSTEL、CA4LA、shu uemuraなどのプロモーションやブランディングを手掛けるワヴデザイン。代表取締役でアートディレクターの松本龍彦さんに協力してもらうことになりました。

実際にその職業に就いている人にお願いすることで、「クリエイターが住みたくなる空間」がどんな部屋なのかリアルになると考えたからです。

これからのクリエイターのライフスタイルをイメージして、松本さんが導き出したのは「朝の時間を大切にする暮らし」でした。

仕事柄どうしても夜型の生活になりがちですが、クリエイターこそ昼夜逆転のライフスタイルから抜け出し、朝型の生活に転換することが必要なんじゃないかという提案から、「早起きしたくなる部屋」を軸にコンセプトメイクしていくことになりました。

開発初期に描かれたスケッチ。部屋の中に小屋を設けるアトリエスタイル(上)や作業部屋のようなスタジオスタイル(下)などクリエイターらしい発想が盛り込まれている。

デザインコンセプトは「早起きしたくなる部屋」

実際の空間デザインへと落とし込むために協力を仰いだのが古谷デザイン建築設計事務所でした。建築家の古谷俊一さんは、商業施設、住宅、ランドスケープ、インテリアなどに関わりながら都市空間と人と緑の関係をデザインしてきた方で、今回の企画に強く共感していただきプロジェクトを進めることになりました。

建築家 古谷 俊一さん(左)とアートディレクター 松本 龍彦さん(右)

最初プランを練り始めた際に、ベランダやウッドデッキなど、屋内と屋外の境目のような曖昧な空間「中間領域」をアイディアの起点にしようという話が出ました。

さらに、「カフェの感覚」を取り入れる、というアイディアもキーワードとして出てきました。
いわゆる「カフェ風の家」という意味合いではなく、世界的に拡がりを見せている「家」と「職場」の中間地点にある第三の場所「サードプレイス」という、現代のライフスタイルを象徴する空間を家に取り入れる考え方です。
家で過ごす時間の中で、心地よく仕事をしたり、趣味のことを調べたり、ネットショッピングをしたり…のオン・オフの切り替えを自在に果たせるようなイメージです。

『中間領域』の要素を取り入れた提案図面。グリーンを豊富に配置、床は外で使用するようなタイルを敷き詰め、外と中がひとつなぎでつながっているような空間が表現されている。

設計上こだわったのは、室内なのに屋外のように心地よい開放感です。また、サードプレイスとなる空間と他スペースとの境目は壁で遮断するのではなく、光や風を淀みなく通すようにガラスとフレームで緩やかに仕切り、フロア材を貼り分けするなどの工夫が施されています。

完成した2つのラインナップ。新築戸建商品も誕生

ラインナップは、植物との相性を意識した『AM6 GREEN』と、スタイリッシュなカフェの雰囲気をイメージした『AM6 BROWN』。それぞれ朝の光や風を感じられる場所をつくることで、植物やコーヒーのある心地いい時間が味わえる「早起きしたくなる部屋」が完成したのです。

『AM6 GREEN』

『AM6 BROWN』

現在「RE住むリノベーション」では、AM6の新築戸建商品を開発中です。コンセプトを踏襲しつつ窓や外壁の部材は味わい深い自然な素材を使用するなど、より内外の境界線を曖昧にするべく工夫が加えられています。
アートディレクター×建築家という2人のクリエイターの発想から生まれた「早起きしたくなる部屋」=『AM6』の今後の展開をお楽しみに!

新築戸建商品『AM6 HOUSE』のイメージ

【公式】RE住むリノベーション 「AM6」篇 60sec

ワヴデザイン株式会社
広告やアパレルを中心にプロモーション・ブランディングを手掛けるデザインスタジオ。主な仕事にEMBLEM HOSTEL,1LDK,shu uemuraなど。アジア太平洋広告祭、ニューヨークフェスティバル、広告電通賞グランプリなど受賞。
WEBサイトはこちら

古谷デザイン建築士事務所
IDÉE、都市デザインシステムを経て、2009年古谷デザイン建築設計事務所を設立。東京建築賞、グッドデザイン賞、住まいのデザインアワード入賞/建築士連合会賞奨励賞、木質建築空間デザインコンテスト一般建築部門賞他多数受賞。
WEBサイトはこちら

▶2人のクリエイターによる対談はこちら
▶RE住むRENOVATIONについてはこちら