プロジェクトーク!2020.10.06

建材・住宅設備から家づくりを変えていく!“ありそうでなかった”空間づくりの選択肢「オリマテ」| #05 プロジェクトーク!

 

introduction

ベツダイ東京のプロジェクトを動かすメンバーにフォーカスをあてて、その目的や背景にある想いをインタビュー形式で紹介していく連載企画『#プロジェクトーク!』。
今回は、ドアや洗面台などを手頃な価格でコーディネートできる、ベツダイのオリジナル建材・住宅設備商品「オリマテ」開発チーム。建材・住宅設備は、空間の印象を大きく左右する“隠れた主役”。おしゃれで、しかも取り入れやすい……ありそうでなかった商品開発に取り組んでいるメンバーたちの声をぜひご覧ください!

 

今回トークしてもらったのはこの三人!

  • 南木 武 BETSUDAI Inc.TOKYO 建築部 / オリマテ 設計担当
  • 野地将大 BETSUDAI Inc.TOKYO ストラテジックプランニング部/ オリマテ プロジェクトマネージャー
  • 鍵和田 拓哉 parklife 代表 / オリマテ クリエイティブディレクター

――まずは、オリマテについて教えてください。

南木

オリマテは、「オリジナルマテリアル」の略称です。ドアや窓などの建具、キッチンや洗面台に床材や壁紙……家づくりにはその他にもいろいろな建材や住宅設備が欠かせません。それら家づくりのワンポイントになるアイテムをベツダイのオリジナル商品として開発したものがオリマテです。

鍵和田

第1弾として、2020年にリリースしたのが建具と洗面台。建具は、ブラック、ホワイト、グレー、ベージュ、あずき色の5色。無地のシンプルなデザインが特徴です。洗面台は、カウンター据え置き型タイプ。建具と同じカラー展開にすることでコーディネートしやすくしています。

オリマテ第1弾の5色展開の建具。

オリマテ第1弾の5色展開の洗面台。

――どうしてこのプロジェクトを立ち上げようと思ったのですか?

南木

社内での僕の役割は建築。WTW HOUSE PROJECTやFREAK’S HOUSEなど、主に他ブランドとのコラボレーション住宅商品の開発に携わっています。でも、日頃から建築担当として、もっと主体的に取扱店さん向けにできることがないかと考えていて。そこで「LIFE LABELやDoliveの世界観をもっと表現できるアイテムを自分たちでつくればいいのではないか」と思ったんです。そこで目を付けたのが、建材や住宅設備。
リリースしてまだ数ヶ月ですけど、早速オリマテを採用してくれた取扱店さんも増えていて少しずつ手応えを感じています。

――商品開発にあたってこだわったところを教えてください。

南木

現状、住宅市場では、基本的に大手メーカーの既製品が大半を占めています。それらは安くて質もいいんですけどなかなかユーザーの好みに合わないケースも多いようで。だからといって、例えば、好みの建具を職人さんにつくってもらうと価格が跳ね上がってしまう。ひとつだけならまだしも、家一軒を建てるだけの建具が必要だと考えると、それぞれにこだわっていたら相当な値段になってしまいます。

鍵和田

デザインにこだわったら価格が跳ね上がって、価格にこだわったらデザインが犠牲になって……その中間ってなかなか市場にはなかったんです。僕たちがつくりたかったのは、まさにそのゾーン。そんなありそうでなかった、バランスのとれた建材・住宅設備をつくろうと思ったんです。

南木

キーワードは、「シンプルでおしゃれで、そして価格は抑えめに」。開発にあたっては、ベツダイのメンバーみんなが試作に協力してくれました。「この素材がいい、この色がいい」とか、みんながさまざまな意見をくれるんです。とにかく試作して、意見をもらって、また試作して……の繰り返し。価格とのバランスも見ながら1アイテムごと作り上げていきました。
試作中、特に女性陣から好評だったのは、あずき色のドア。なかなかありそうでない、だけど空間に馴染むカラーが人気でした。

ありそうでない、あずき色のドア。

――そもそも「建材や住宅設備」の価値には、どんなところにあると思いますか?

南木

建材の中でも、特に内部の印象に一番大きく関わるのが床材と建具。ここをアレンジするだけで空間の雰囲気はガラリと変わります。

鍵和田

ユーザーさんの中には、建材や住宅設備の大切さに気づかないまま家を建ててしまう人もいると思っていて。「ドアをもっとこだわればよかった〜」とか、建ててからその大切さに気づくんですよね。特に家を建てる前の人は建材や住宅設備の判断の仕方がわからないから、なかなかその価値に気づくのが難しい。

野地

僕はオリマテを取り入れた物件を見に行ったときに、その空間に驚きました。淡いグリーンのクロスにクリーム色のドア、ピンクのクロスにあずき色のドア……その家は、部屋のクロスに合わせて建具の色をアレンジされていたんです。この業界にいても、部屋の雰囲気に合わせて建具を変えるって発想は意外と新鮮で。建具を変えるだけでこんなに空間の印象って変わるんだなと思いました。実物の物件を見てみると、建材や住宅設備がもたらす影響に驚くと思います。

鍵和田

ベツダイオリジナルの商材だから、もちろんLIFE LABELやDoliveの住宅商品との相性がいいんです。どんなスタイルにも合うようにつくられているので、きっとユーザーさんにも提案しやすいはず。手軽に導入できるので、今まで見逃されていたユーザーさんの建材や住宅設備のニーズに応えることができるのではないかと考えています。

LIFE LABELやDoliveの住宅商品との相性がいいオリマテ。

――すでに2つの商品がリリースされましたが、これからさらに商品の価値を伝えていくにあたってどんな工夫をしていこうと考えていますか?

野地

まだまだ市場に出たばかり。これからオリマテの価値を広く、深く伝えていくために、待ちの姿勢ではなくてどんどん動いていくことが大切だと思っています。だから、まず建具のサンプルボードを全ての取扱店さんに送りました。まず実物を見て、触って、実感してもらいたいと思ったんです。いくつかの取扱店さんからは好評をいただいています。

南木

取扱店さんから「この材料をこうやって変えたらもっと面白い商品になりそう」みたいに積極的なフィードバックをいただくこともあるんですよ。そのような意見も大切にして開発を進めていきたいです。

鍵和田

それと、取扱店さんからお客さん向けに価値を伝えるための広報ツールにもこだわっています。例えばリーフレット。イラストを使ったかわいらしい「しおり」のようなデザインにして、住宅用パンフレットの中に挟めるようにしています。ユーザーにとって、家づくりってけっこう面倒くさい作業もあると思うんですよね。たくさんの種類の中から床材を選んだり、クロスを決めたり……けっこう膨大な量を見ないといけない。そのうちに、家づくりが事務的な作業になってしまうのがもったいないと思っていて。だから、建具や洗面台ひとつとっても、「そうそう、この感じがよかったんだよね!」っていう気づきをつくりたかったんです。
もともと、そういう自分の「好き」を表現するきっかけを提供したいと思って家づくりのビジネスを行っているので、今度は建材や住宅設備というディティールからその思想を表現できるといいなと考えています。

可愛いイラストを取り入れたリーフレット。

――最後にオリマテとして今後やってみたいことを教えてください!

鍵和田

建具や洗面台のほかにも、床材や壁紙、キッチン……建材や住宅設備にはこだわることができる余地がたくさんあります。これから、もっと商品ラインナップも増やしていきたいですね。一式揃えて、展開していったらもっとさまざまな家に合わせやすくなって、市場でも受け入れやすくなっていくはず。

野地

現状はLIFE LABELとDoliveの2つのブランドでラインナップをつくっていますけど、ゆくゆくは「オリマテ」として独立したブランド展開をしていきたいんです。例えば、「ベツダイの住宅商品ではないけれど、デザインが気に入ったからオリマテのドアを使いたい。洗面台を入れたい」とか、そういった展開が生まれたら嬉しいですね。建具や住宅設備にこだわると家づくりの幅が広がって楽しくなるんですよ。競合も多い領域ですけど、「このドア素敵だな、自分の家に取り入れてみたいな」という小さな興味から家づくりを楽しんでもらえるようになったら最高ですね。

南木

僕は、まず取扱店さんにも、ユーザーさんにも、何より一度オリマテを使ってみてほしいですね。使ってみたらその価値がわかるはずだと自信を持っています。さまざまなアイテムの組み合わせを楽しめるように、これからもラインナップを充実させていきます!